パワーパックの保護回路

  開発・検討中のパワーパックには2種類の保護回路を搭載しました。最近主流のPWM+MOSFETであれば発熱量は多くありませんが、今回のハイブリッド式では電流が流れると相応に発熱します。そのため、トランジスタの放熱器には温度検知用のサーミスタを設置してあり、放熱器の温度が50℃を超えた場合には出力を停止するようにし、温度が下がれば自動的に復帰します。(ワンハンドル式ではラッチ仕様のため、自動復帰させません。いったん停止状態に戻すことにより復帰させます。)

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 また、過電流保護は電流センサ用の10ミリオームの抵抗と電流検出アンプIC INA301 を組み合わせた保護回路を搭載しています。線路が短絡(ショート)といった過電流異常が起こった場合には、直ちに出力を遮断すると共にエラーランプを点灯させます。過電流保護動作は自動復帰させずに安全を確認してからの再動作となるようにラッチ仕様とし、ランプが点灯した場合にはリセットボタンを押すことにより復帰します。(ワンハンドル式においてはハンドルをNポジション以下に戻し、方向スイッチをいったん停止位置へ戻すことにより復帰します。)

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写真は開発中のもので、最終仕様とは異なります。