鉄道模型の車両の室内灯に関するブログや動画を拝見し、試してみることにしました。LED1灯とアクリルの丸棒を使った夕庵式というものやテープLEDを使ったものが主流の様ですが、作る手間を考えるとテープLED使用が簡単そうです。ということでテープLED「LQZ(TM) 高輝度 LED テープ 5m 300連SMD 正面発光 12V イルミネーション(ホワイト)」と「ウィンダー LEDテープ 白ベース 5m 600連SMD 正面発光 12V 防水 オリジナル ホワイト(白ベース)」という2つの製品をAmazonで入手しました。
届いたものを見たところ、600連のものが25ミリピッチ、300連は50ミリピッチで切断できるようになっており、車内に組み込む場合は25ミリピッチのものの方が今回実験に使ったKATOのキハ111の車室長に合わせやすく扱いやすいと思われたのでこちらを選択し、75ミリで切断。手元にあった0.75ミリ厚の透明なPPシートを車室のボス(という名称でいいのでしょうか?)の上にのるように切断し、両端を位置合わせしやすいよう折り曲げ、LEDテープを貼り付けました。PPシートはボスの上に両面テープで固定。確実に固定したければ接着剤の方が良いかも。
運転席側(写真では左)と連結面側(写真では右)で、ボスの長さが異なっており、そのままだと運転席側が低くなってしまうので、PPシートの裏にもう1枚スペーサとして貼り付けて高さを揃えました。
レールから集電した電力をブリッジダイオードで直流に整流する必要がありますが、これに使う予定のプリント板は設計まで終わりましたが未発注なので、とりあえず外部で同様な回路を組んで直結して点灯させました。テープLEDの左側に少し空きスペースがありますが、ここにプリント板の設置スペースです。大きさは12mm×13mmで、ブリッジダイオードとコンデンサ(SMD-MLCC)2個、CRDと補償用の抵抗1個。ちらつき防止のコンデンサが2個(22uF ×2)では容量不足に思えるのですが、これ以上増やすとプリント板の大きさが大きくなってしまい扱いづらくなってしまうので、足りなければ2段重ねにしてしまおうかと。
2段重ねの場合は22uFが4個で合計88uFですが、 これでも足りなければ考え直す必要があるかもしれません。
ブリッジダイオードの後ろに電流制限のため、15mAのCRDを入れて点灯させた状態が上の写真です。この程度の明るさがちょうど良いかなと言う感じですがいかがでしょうか。LEDは天井に向けて設置しましたが、PPシートが透明なことと天井で適度に反射してくれることでそれほど効率は悪くありません。もう少し明るくしたければ電流を増やすか、天井に反射用のアルミのテープを貼り付ければ良いかもしれませんね。
車体の集電板からプリント板へはリン青銅板とリード線を使うか、リン青銅板だけで接続するかのいずれかだと思いますが、これはプリント板ができあがってから実験することにします。プリント板ですが中国がちょうど連休なので、もうしばらく後に注文することになります。