カーナビ用速度信号発生器

だいぶ前に可変型のスピードパルス発生器をH8マイコンで作りましたが、今回はスピードパルスに加えてレオスタット(インパネ照明の明るさ可変)の制御信号も加えた製品のプロトタイプを作りました。0~300Kmの速度信号と0~100%のレオスタット信号(200Hzでデューティ可変)を1個のマイコンで実現しようとAVRマイコンを使用。

はじめにオリジナルのマイコンボードを流用して作りました。

mio_pulsegen

速度信号用とレオスタット用に2個のエンコーダ。置くに見えるのが、出力値で左が速度(100km)、右がレオスタットのデューティ(50%)。

出力は問題無いので、今度はArduinoに移植。

ard_pulsegen

Arduinoでも問題無く動作しました。(写真ではLEDの天地がひっくり返っています)

Arduinoだと、PCからUSBケーブルで直接書き込みができるので便利。かつ、USBからの電源で動作しています。

LEDディスプレィは手間を省こうと「秋葉原」で購入した7セグ(8桁)モジュールキットを使ったのですが、このキット、LED部分の寸法が出ておらずきれいに並ばないので中央の突き合わせの部分をヤスリで少し削りました。本来はソケットを使って取り付けるようですが、いずれにしてもきれいに入りません。通販のホームページの写真もよく見ると傾いて入っていることに後から気がつきました。

構成は、タイマー2で16MHzのシステムクロックから10uSのパルスを作り、これをタイマー0とタイマー1に入力。レオスタットはタイマー1での割り込み、速度信号は16ビットのタイマー1で生成。0kmの時は動作を止める必要があるので、出力にロジックICのゲートを入れました。(タイマーを停止させると論理がHかLに定まらないので、タイマーは止めずにゲートで信号を切りました)

タイマー0と1に数値を渡せば良いので、あとはスイッチによる固定値やADを使ったボリューム、あるいはエンコーダによる連続可変でと、仕様に併せてハードを作ればOKです。