ラドンは、ここ数日ほとんど変化無く68付近で安定しています。
12月から進めていた温度制御機能付きのパワーコントローラ(電力調整器)のパワーブロックがやっと動くようになりました。AC100V、最大15Aで0%から100%の間を10%刻みで外部からのデジタル入力で制御します。(簡単に言えば、デジタル制御の調光器です) あえて細かい調整は必要ないので10%刻みとしましたが、設定用の入力を増やせば細かい刻みにも対応可能です。
はじめはコントロールブロックとパワーブロックを1個のマイコンでの制御を考えていましたが、ちょっと荷が重いので、2つに分けてしまいました。分けることにより、外部制御の調光器にも応用できるという利点もあります。AVRマイコンで、ACの波形をトランスとフォトカプラで取り込んで割り込みを発生させ、外部からの設定に従ってトライアックを駆動します。まだソフトのデバッグ段階ですが、100Wの電球をつなげて調光できることまでは確認できました。フルパワーで放熱器がどのくらい熱を持つかがわからないので、計算上は(勘違いが無ければ)大丈夫だと思いますが、念のため放熱器にはサーミスタによる温度センサも設置して、一定以上の温度になった場合は運転を停止する保護回路も設けました。あとは正規の筐体に入れて配線をし直し、スナバを追加したうえで実際に重い負荷をつなげての確認作業を行います。
これと並行して、コントロールブロックのデバッグも来週中には終わらせる予定なので、こちらも後日紹介したいと思います。
ブレッドボード上に何やら小さい基板が載っているのが見えると思いますが、これがオリジナルの機能モジュールです。左上から時計回りに、DCジャック付きの5Vレギュレータモジュール、AVRマイコン(ATmegax8系用)モジュール(セラロック、ISP用コネクタ付き)、4回路トグルスイッチモジュール(プルアップ、プルダウン抵抗付き)、8回路LEDモジュール(電流制限抵抗付き)、そしてRS232Cモジュール(MAX232用)です。(その他に、4回路のプッシュスイッチモジュールもあります)
これを使うことで、ブレッドボードでの実験がとても便利。(自画自賛) Arduinoを使わなくても良くなりました。これらのモジュールは、後日有償での頒布も予定しています。