祖母のこと

少し前のブログで祖母が神田で旅館を営んでいたことを書きましたが、古い地図を見ていて神田からすぐの御茶ノ水に女子高等師範学校があるのを見つけました。

祖母は奈良の女子高等師範学校を卒業したと聞いた覚えがあったのですが、ひょっとして東京の間違いでは無いかと米国にいる伯母に尋ねたところ、奈良で間違いないとのこと。諏訪出身の祖母が何で奈良?と重ねて尋ねるとこんな答えが。

なんでも松本(長野県)の高等女学校へ通っていたときに、学校の先生がぜひ女子高等師範学校へ進学させよと親に勧めてくれたそうです。父親は反対(明治時代ですから当然)したそうですが母親の説得で奈良へ行くことになり、卒業後は大阪の清水谷女学校で教えたのちに東京の第三高等女学校(六本木)で教えていたそう。昔の人って大した行動力。80歳を超えてもテレビの「通信講座」を見るほど勉強好きな祖母でしたが、そんなに優秀だったとは知りませんでした。僕の脳味噌の四分の一はこの祖母から受け継いでいるはずですが、その割には覚えの悪さと理解力の無さはなぜでしょうか・・・。

奈良と言えば、奈良の奈良漬け屋さん(今西本店)からDMが届いて、横浜高島屋のイベントに出店するそう。あえて横浜まで買い物に行くより通販で送ってもらった方が安いんですけど・・・。