中津藩の江戸屋敷

僕の曾祖母(父方)の父親(高祖父ですね)は中津藩の藩士だったそうです。以前、中津の図書館に調べてもらったことがありましたが、久しぶりにネットで検索したら新しい資料(中津の小学校の前身の初代校長と慶應義塾の入社名簿)も見つかりました。福沢諭吉氏とも親交があったと父から聞いていたので、これはそれを裏付ける資料とも言えます。

それはさておきこの高祖父、江戸にいたこともあったようで、扇城(せんじょう)遺聞の「里姫様御下り之節江戸表より御引越之御方・・」というくだりに名前がでてきます。

江戸ではどこにいたかはわかりませんが、中津藩の上屋敷は現在の新橋駅の東側で、三井ガーデンホテルの向かいの一角。中屋敷は聖路加国際病院のあたりで、下屋敷は品川駅前(高輪口)にある柘榴坂の上あたりだそう。下屋敷は高輪の大木戸より外なので、おそらく上屋敷か中屋敷のそばにいたのではないかと思います。江戸時代に大分からはるばるやってきて都内をうろうろしていたのでしょうか。できることなら、その時代の江戸を見てみたいものです。