パワーパックの動作検証をしていたらチビ電の動きがよろしくありません。パワーパック側の問題では無いので、レールか車両のいずれか。
レールをピカールで磨いてもあまり改善しません。(ピカールを使うことには賛否両論あるようですが、最後に綺麗に拭き上げておけば問題無いと判断して使っています。) 他の重さのある車両では特に問題無いので車両側を疑って分解。
これ、集電板が面白い構造ですね。片側がサスペンションの様に動く。しかし、この構造だとダイキャストとの接触が中央部一個所の点接触なので少々難有りとも思えます。(ダイキャストの側面とは隙間があるので、面積のある側面での接触は期待できないのではないかと推測。)
とりあえずは集電板のダイキャストの接触部分と車軸との接触部分をクリーニング。組立直して走らせてみましたが、どうも今ひとつです。何度か分解と組立を繰り返しながらさらに点検。ふと気がついたのですが、超低速で止まってしまったときに車輪にホコリが付いているように見えることが何度か・・。再び分解して車輪を外し、先ずはピカールで徹底的に磨いて拭き上げ、さらに静電気防止剤を。モーター周りのプラスチック部分にも静電気防止剤を塗布。考えてみれば、Nゲージの車両はモータと車輪、集電板以外は全てプラスチックですね。特にギアの部分は樹脂のギアがかみ合っている=摩擦で静電気が発生し、ホコリを吸い寄せているのではないかと疑いました。余談ですが、電子機器の製造工程では静電気を徹底的に嫌うので、樹脂のパーツも要注意です。ギアのカバーやボディの裏側にも静電気防止剤を。
さあ、これでどうかと検証したら超低速でも止まること無く動くようになりました。真の原因はどれだったのでしょう?
超低速で走らせるには、レールと車両の何れも完璧にしておくことが絶対条件ですね。
一段落したので京都の玄米茶で一服。(カップはドラえもんのマグカップ!)