室内灯用に設計したプリント板ができました。(実は1枚作ってから更に改良を加えて2種類になりました。)初めに作ったのがこれ。
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表面実装用のLEDを取り付けてありますが、スルーホールにしてあるので3φのLEDも取付可能。裏側がこちら。
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裏に22μのMLCCが5個。大きさは12ミリx10ミリです。これを前回と同じキハ110に載せてみたのですが、側面前側の扉の外から基板が見えてしまいます。(写真を撮っていない・・・。)
そこで新たに設計したのがこちら。部品を片面に集約した結果、大きさは12ミリx15ミリと少し大きい。
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この大きさだと乗務員室背面に立てられないので床面に配置。
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LEDの足を2度曲げてアクリルの丸棒と熱収縮チューブで合体。いわゆる夕庵式です。定電流ダイオードは15mA品。コンデンサは25V22μが5個並列。ちらつき防止には最低100μ程度は必要。できれば電解コンデンサを載せたいところですが、ほとんどの車両では隠せないこと。また、コンデンサの容量を大きくしていくと突入電流が大きくなりブリッジダイオードの最大定格を超えて破壊の可能性もあるので、100μ程度に抑えておくのが良いと考えます。(突入電流についてはコントローラの出力素子のスイッチングスピードも関係しますね。)
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残念なことにこのプリント板であると側面窓から見えてしまいます。プリント板を白レジストにし、部品実装後にゴム系の塗料で白く塗ってしまえば目立たないかも? また、明るさについては、10mAのCRDでも十分な感じ。
Vカットで面付けしたので、プリント板がたくさんできました。
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自分の車両の室内灯用に試してみたい、かつ部品は自前で手配して組める方がおられたら、安価でおわけします。(部品が実装されていない基板のみです。)
実装する部品(下記回路図参照)のコストはLEDを含めて1枚あたり200円ほど(但し入手に関わる送料等は別計算)です。
回路図はこちら。
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上記の回路でテープLEDも試してみました。テープLEDの場合は複数の回路になるため、ちらつき防止の対策としては容量不足でした。室内灯もなかなか奥が深いです。