電子負荷の実験の続き

先日のブログに書いた電子負荷の実験の続きです。(この暑さなのに放熱検討。。。)

少し省略したこともあるので、再度。

最初はパワーMOSを安い絶縁シート(1枚20円くらい)を使って放熱器に取り付けたところ、3A流した時点で95℃まで上昇して全く使い物になりませんでした。そこでシートを外しサンハヤトのシリコングリス(SCH-20)のみで取り付け(=絶縁されていない)。この状態で測ったのが前回のデータ。パワーMOSの取り付け面はドレインが出ているので、放熱器を周りから絶縁しない限りこの使い方はできません。そこで性能の良い(熱を伝えやすい)といわれている信越化学のTC-30PGを入手。
これで上手くいくだろうと思ったら、アレレ・・・全く見込み違い。3Aで68℃まで上昇。数値では、サンハヤトのシリコングリスより良いはずなんだけど・・・。

比較してみると(前回は熱電対での測定。今回は非接触温度計での測定。)
      
 3.0A グリスで49℃(フィン37℃)/TC-30PGで68℃(フィン37℃)  
 5.0A グリスで60℃(フィン40℃)/TC-30PGで94℃(フィン41℃)
 7.5A グリスで76℃(フィン47℃)/
10.0A グリスで88℃(フィン51℃)/
12.5A グリスで98℃(フィン57℃)/

といった具合で、TC-30PGは5Aで中止。これでは使い物にならず。

放熱器を筐体から絶縁して取り付けるしかないか・・・。

話は変わって、今夕、お隣の生田緑地でヒグラシが鳴き始めました。ルーフバルコニーの野菜を観察していると今年はいつもと違ってトマトに虫がつくのがやけに早い。(通常、8月に入ってからと記憶) 今週、おそらく100匹以上をテデトール(手で取ること)しました。ヨモギにもアブラムシが多くいたので久しぶりに「ピカコー」を入手して散布。これも異常気象でしょうか。