使わなくなったヤマハの小型スピーカ(NS-10MM)があったので、これをPC用のスピーカにしようと久しぶりにオーディオアンプを作りました。
使ったのはTPA3122D2N(テキサス・インスツルメンツ)というデジタルアンプIC。(1個でおよそ500円)
電源入切時のボツ音防止用の遅延回路(とリレー)を入れたくなかったので、BTL接続にして同じ回路を2つ。
電源は秋月の24V2.7AのACアダプタを使用。適当な箱が無かったので、まだユニバーサル基板のまま。
BGM用だし、おまけにスピーカの置き場所がPC用モニタの裏側!なので音にはこだわりませんが、なかなかいい音です。
Dクラスなのであまり熱を持たない(放熱器不要)し、今時珍しく2.54mmピッチのDIPパッケージで組み立て易い、使い勝手の良いICです。
同じ部屋にある「電源が入らなくなったから捨てようと思ったけど、とりあえず中を開けてみたら生き返った」例のCDラジオより、スピーカがまともなこともあり良い音です。
PCからはUSB接続のサウンドブラスター(ボリュームツマミがついているから便利)を使ってつなぎました。
データシート(英語)を見て組んだら音が出ないで悩んだので、参考までに「動作した」回路図を載せておきます。
コネクタは手元の在庫がたくさんあったので、全て2ピンのMolexの5045を使いましたが、これはおすすめしません。誤挿入防止のために、用途ごとに種類かピン数を変えてください。(たとえば電源は3ピンを使って、1本は空きにするなど)
昔だったら、コンデンサを変えて音が変わるか・・なんてやったところですが、そんなことに手間とお金をかけるよりコンサートに出かけた方がずっと楽しめるので、これで完了。
まあ、箱には入れるつもりではいますが。(趣味だか仕事だかわからなくなるので、あまりやりたくない)