年末に仕事部屋のCDプレーヤの場所を変えたら動かなくなりました。
電源のスタンバイランプ(赤のLED)は点灯しているのに、電源が入らず。
時計も表示されないのでマイコンが死んだと思い処分しようかと思っていたら、女房から「直せないの?」と一言。
マイコンだと修理できないのでと言ったものの、粗大ゴミを頼む前にとりあえず裏蓋を開けてみました。(一応、プロですから)
ネジを外しても、まだ何か引っかかっているので少し力を入れたら抜けました。コネクタが。。。。
中を覗くと背面に電源部、正面にメイン基板と機構部。
これを結んでいるコネクタのハーネスが異常に短いのです。
通常の設計であれば、表と裏を開いた(アジの開きのように)状態で結線し閉じてネジ留めしますが、この製品はそれができない。裏と表をほぼ合わせておいてコネクタを挿入しなければならないというとんでもない設計になっています。
ハーネスを引っ張っておいて、何とか表と裏に間に手を入れてコネクタを挿入・・・という作業が必要で、手の大きな人では絶対に無理。
そして、ネジを締めてコンセントを挿してみたら、時計が動いているではありませんか。電源入れたら、入りました。
どうやら、製造時にコネクタが確実に挿入されておらず、それが場所を動かしたときの振動で接触不良を起こしたと思われます。
日本のメーカー(JVC KENWOOD)にしてはひどい設計で、製造時のことを何も考えていないのでしょう。これでは聞いたことのないメーカーの安物と変わりありません。日本のメーカーだからといって安心できない時代になりました。
実は、このCDプレーヤはCDを聴こうと購入したものですがCD再生時のメカノイズが耳障りで、CDはいったんPCでSDカードかUSBフラッシュに焼いて聴いています。(これならメカノイズが無いので。)何とも役立たずなCDプレーヤです。