MEGA CRISIS 第4集

NHKスペシャル MEGA CRISIS 第4集 ”地震大火災” を録画して見ましたが、内容はどちらかと言えば薄っぺらなものでした。

その中で、スマートフォンを避難行動に活かすというものがありましたが、これって本当に可能なのでしょうか?そもそも大災害が起きた時に通信回線が使えるという考え方が甘すぎるのでは。作っている方は大丈夫だろうと思い込んでいるのでしょうが、直下型、あるいは陸地に近い海底が震源の場合にどのような揺れが襲うのか理解していないように思えます。

首都圏にお住まいの多くの方は、3.11の揺れ(と出来事)が自分の中での大地震災害になっていると推測しますが、あの地震は遠方の海底で起きた地震であり、揺れそのものは(首都圏では)比較的周期の長いものでした。しかし首都直下でM7程度が起きれば一瞬のうちに建物が破壊され、運が悪ければ火災が発生することは間違い有りません。ですから、3.11を基準に考えるのは適当では無いのです。ですから地震が起きてから考えようでは暢気すぎるかと。

都心のビルでは帰宅難民に対する援助のため寝具や食料、飲料水を用意するところもありますが、このビルが地震で崩れてしまうことは、そもそも考えていないのですかね? 設計上の品質と施工上の品質は全く異なるということは認識しておくべきです。起きてから「想定外だった」は、もう使えません。