僕は口内炎ができやすいのですが、その原因がわかったのは、以前お世話になっていた登戸駅前の耳鼻科の大木先生(高齢で既に引退されました)が、あるとき「砂糖とりすぎてない?」と一言。
思い当たる節があったので試しにと「砂糖断ち」をしてみたところ、口内炎ができることがなくなりました。
本を読んでも口内炎の原因は、疲れやストレス、偏食などと書かれているものが多いのですが、実のところ原因がよくわかっていないらしい。
砂糖について調べてみると、
砂糖を摂取→消化・吸収(代謝)するためにビタミンBが使われる→ビタミンBが体内から不足する→粘膜(例えば口)に炎症を起こす。
ということらしいのです。
おそらく、僕の場合は、体内にあるビタミンBが一般的な人よりも少ないのか、代謝に使われる量が多いのかといったような、ちょっと特異な体質ではないかと推察しています。(何か病的な原因があるか、内臓の機能の問題か? といったところは血液検査等で引っかかったこともなく不明)
原因がわかれば、こっちのもので砂糖を摂らなきゃ良いんだということで、現在我が家に白砂糖はありません。料理やお菓子に甘味が必要なときは、還元麦芽糖(商品名 マービー)を使っています。
到来物やお菓子は、たっぷり砂糖が入っているものが多いので、なるべく口にしないように。
注意しなければならないのはパン類で、菓子パンに限らず食パン、ロールパンなどほとんどのものには原材料として砂糖が使われています。
ご自分でパンを焼かれる方であれば、なぜ砂糖が入っているかがお分かりかと思いますが、甘さのためだけではなくイーストの発酵補助のために砂糖を使うことが多いんです。但し、フランスパンを選ぶと砂糖を避けることができます。正式なフランスパンは砂糖を使いませんが、スーパーなどで売っている大手製パンメーカーのものには要注意。
ということで、コンビニで売っているパン類は基本的に全部ダメ。おにぎりにすべし。
こんなことから我が家では女房がパンを焼いてくれるのですが、砂糖は使いません。
果物は毎日食べていても口内炎を起こすことは無いので、おそらく果糖(白砂糖とは代謝が異なる)であれば大丈夫かもしれませんが苦しむことになるといやなので今のところ「人体実験」はしていません。
あと、気を付けたいのは料理に使われている砂糖。サラダのドレッシング、お寿司に使われているすし酢、焼き鳥やウナギのたれなども。
当然のことですが、デザートのお菓子もダメ。特に洋菓子は砂糖(と油)のかたまりです。
でも、お菓子を断つのはなかなかできるものではありません。どうしても食べたければ、1口程度でやめる。量が食べたければ自分で(砂糖以外の甘味料を使って)作る。
もし砂糖が原因であれば、これで口内炎から開放されると思いますよ。